
ご飯屋さんに行くと、ついつい器が気になって見てしまいます。
4年目デザイナーの久松です!
小さい頃から食い意地が張ってて、食べるのも呑むのも大好きな僕は、
居酒屋やカフェに行くと、ついついお皿やカトラリー、グラスに目が行きます。
食器にはお店の雰囲気やそれぞれの料理に合わせて、
様々な形・大きさ・深さ・重さ・素材・色・装飾などのデザインがあり、
実用性はもちろんのこと、ご飯を食べるときの視覚的な楽しみのひとつでもあります!
また国によっての違いも見ていて楽しく、
高級感のあるフランスのアンティーク調、
北欧の柄をあしらった温かみのあるデザイン、
有田焼や信楽焼といったどこか落ち着く日本独自のものなどなど。
お店のお皿で今でも覚えているのは、
大学生の時にたまたま入ったカフェで使われていたHASAMI PORCELAINさんのお皿。
とてもシンプルながら、温かみや優しさを感じる風合いに一目惚れしました。
雑貨屋に行くのも数少ない趣味の一つで、並んでる食器やカトラリーを見ながら、
スイーツをこの小皿に載せたら可愛いなぁとか、
サラダをこのボウルに盛ったらジブリみたいで良いなぁとか妄想しています!
6人家族の実家には、食器棚に入りきらないほどの器があり、
小さい時からなぜかお気に入りだったものも。
そのうちの1つがこれ。
よくケーキを食べる時に使っていた、ガラス製でフチが波打っている綺麗な小皿。
4種類ぐらいあってそれぞれ別のお花が描かれてたんですが、
妹といつも黄色い花のやつを取り合ってました。
家に置いてあるものを見れば、なんとなくその人の生活が滲み出てくるのが食器の面白いところ。
何人暮らしか、お子さんはいるか、お酒は飲むか、几帳面か大雑把か、などなど。
なんとな〜くですが。
突然ですが、ここで最近買ったシンプル食器を2つご紹介したいと思います!
1つ目は側面にラインが入った北欧調のシンプルなボウル。
朝食にヨーグルトをよく食べるので、サイズも飽きのこないデザインもちょうど良いなぁと思って買いました。
スモーキーブルーの色合いがお気に入り!
2つ目は表面の陰影が美しい美濃焼の小皿。
これに黄色いスイーツ、チーズケーキとかプリンなんかを載っけたら絶対可愛い!と一目惚れ。
このコラムを読んでくださってる皆さん、甘いものの差し入れお待ちしてます!
料理に合わせてお皿を選ぶときの楽しさは、
パッケージデザインの仕事にもちょっと似ているところがあって。
商品の本質を理解し、いかに魅力的にお客様に伝達するか。
商品の特徴・コンセプト・ターゲット・価格・売場などから、
仕様・素材・大きさ・色・フォント・世界観…などなど、
それはもう書ききれないほど細かい部分まで、
考えを巡らせて選択するおもしろさがこの仕事にはあると思います!
料理を引き立てる、あくまでも脇役として食器を選ぶときのように、
楽しんで、考えて、これからもデザインワークに励みます!