
週に3回は必ずランチでパスタを食べるデザイナーの楫(かじ)です。
数年前から自分のこだわりでパスタを作りたいと思い、アルミパンとグレーターを新調し家族によく振る舞っています。
道具が違うと出来栄えも、全く違うんです。
デザインの現場で言うとMacとOSが違えば、
速さもクオリティも全く違います。
だからデザインと同じく、
のめり込んでしまったのかもしれません。
そんな魅力のある「パスタ」ですが、
「デザイン」とよく似ていると思うんです。
パスタの形は1000種類以上あると言われていて、ロングやショート、ラザニアなどシート状のパスタなど
伝統的な形から近代的なものまでイタリア人の遊び心とセンスが練り込まれています。
我々が日々扱うフォントも長い歴史の中で、明朝体からゴシック、セリフ体からサンセリフ体まで様々な種類があり、
ベースに適した相性の良いものを選んで行きます。
またパスタは機能性も備えていて、
表面がザラザラしたものを「ブロンズダイス」、ツルツルしたものを「テフロンダイス」と呼び、
この2種のパスタ生地を基本にソースを選んでいきます。
パッケージの紙に加工するマット加工とグロス加工に似たイメージで、麺表面の凹凸の差で絡み方、印象が全く変わります。
トマト系、クリーム系、オイル系などベースに合わせたパスタ選びは、口にした時の仕上がりに大きく影響するため、
デザインと同じく食べてもらう人のことを考えた選択が重要です。
ここでよく私が作る簡単なレシピをご紹介します。
[シーフードトマトクリームパスタ/材料]2人前
・パスタ(200g)
・ニンニク一片(みじん切り)
・オリーブオイル(ピュア)
・オリーブオイル(エクストラバージン)
・冷凍シーフードミックス(150gくらい)
・市販のトマトソース(150g)
・生クリーム(50ml /牛乳も可)
・粉末コンソメ(大さじ1)
[作り方]
①塩小さじ2を入れた水を沸かし好きなパスタを入れる。(おすすめはリングイネ)
②フライパンにみじん切りしたニンニクとピュアオリーブオイルを浸かるくらいまで入れる。
③ニンニクが薄い狐色になったら、流水で解凍したシーフードミックスをフライパンに入れて、茹で汁をスプーン2〜3杯入れて混ぜる。
④白濁の液状になったらトマトソース、生クリーム、粉末コンソメを入れ混ぜる。
⑤茹で上がり30秒前になったら、パスタをお湯からあげてフライパンに入れる。
⑥火を止めてエクストラバージンオリーブオイルをかけながら、パスタと具材を混ぜる。全体が絡み合ってきたら出来上がり。
※イタリアンパセリやかたまりのチーズなどあれば最後にかける
以上がおすすめパスタのレシピになります!
盛り付け方やお皿選び、トッピングの色味などをこだわり、自分で考え、レイアウトしていく時間は、
普段我々が行うデザインワークと非常に似ていて、没頭してしまう瞬間でもあります。
パスタもデザインも適した「選択」と、ちょっとした「こだわり」が
味の決め手かもしれません。