クリエイターズコラム
人生最高の日

皆さまは「人生最高の日」を体験した事があるだろうか。 30代手前で何を決めつけているのだと思うかもしれないが、 私にとってあの日は正しく、誰にも負けない「人生最高の日」だったと思う。 そう、それは結婚式である。 結婚式といえば何か月も前から準備が必要で、 式場を選んだり、段取りを決めたり、他にもやる事が山積みである。 実際私も妻と式場をいくつも周り、ようやくとあるプロデュース会社に辿り着いた。 さて、ここから何をどう決めていったか詳しく語りたい所だが、 話が長くなるので本題に入ろう。 本コラムのタイトル 「人生最高の日」 とはどう作られるのか? どういう式にするかを考え、沢山打合せをした日々。 打合せを踏まえて、様々な事柄を提案してくれた担当者さん。 オーダーのタキシードやドレスを作ってくれたデザイナーの方。 当日のセッティング、司会進行を務めてくださった社員の方々。 出席してくれた親族、友人のお祝いの気持ちも忘れずに。 勿論まだまだ沢山あるが、 本当に沢山の人の「想い」のおかげだったと感じている。 そしてこれはデザインにも通ずるだろう。 当たり前の事だが、どのクライアントも社運をかけて、 「この製品を売りたい」「消費者に喜んで貰いたい」とデザインの依頼をする。 それに対し、私たちディレクター、デザイナーは様々な考えを起こし、 本当にこのデザインで良いか、もっと他の提案は出来ないか、 これは「人生最高の提案だ」と感じられる事を目指して、 最後の最後まで、奮闘するのである。 人生最高の?大袈裟では?と思うかもしれないが 私はそんな提案を出来るよう、走り続けたい。 ちなみに、冒頭で「人生最高の日だった」といったが、 これからクライアントの皆様に「人生最高の提案」をしてしまったら 私の最高の日も更新されてしまうかもしれない。 がそれは良しとしよう。