
9月に入り、夏の終わりを謳うような曲たちがラジオで流れ始めた今日この頃。
寒がりな私にとって、徐々に日が短くなり寒い冬へ近づく気配のするこの季節は、
毎年少し憂鬱な気分になっていました。
ただ今年は例年と違い、なんだか冬が楽しみ。
それはきっと今夢中になっている「編み物」のおかげかなと思います。
編み物を始めたきっかけは昨年の春頃、
インスタグラムを何気なく眺めていた時に目に入ったお花がたくさんついたバッグの写真でした。
「かわいい!!!」
なんとなく編み物というと、年配の方が着ているような渋めカラーの洋服のイメージが強かった私にとって、
優しく明るいカラーリングとぷっくりとしたお花のモチーフのそれは、
私の中にある編み物の概念を大きく覆してくれたのです。
思い立ったが吉日、早速材料を買いに外へ出ました。
これが私と編み物との出会いです。
編み方どころか針の持ち方もよくわからないままに、動画などを見つつ完成したものがこちら。
その後はあみぐるみや、手を使って編むマクラメ編みでスマホストラップを作ったり、、、
今では棒針を習い始め、マフラーやカーディガンなど大きめの作品作りに夢中になっています。
そんな編み物ライフを送っている私ですが、
編み物の何に惹かれているかというと
やはり「無心になれる」という部分に一番の魅力を感じています。
上京して数年、クリエイティブなもので溢れる東京は少し歩くだけでとても楽しく、
多くの刺激を得られます。
であるが故に、ついつい休みの日でもデザインのことを考え、情報や思考で頭の中が溢れてしまうことも。
一方でひたすら針を動かし編み地をひろげていく時間は、
それだけに集中でき、頭の中が整頓されていくような気分になります。
そんな様々な刺激を受けて思考する時間と
編むことに集中し、頭の中を整頓する時間の連続が
まるでギュッと詰まった編み地のように
日々の生活をハリのあるものにしているのではないかと思います。
ところで編み物にハマった私は最近、使う毛糸にも興味が湧きはじめました。
布製の収納ケースのチャックが今にも壊れてしまうのではないかというほど、パンパンに毛糸玉が詰め込まれています。
冬に向けて暖かい手袋や靴下が欲しいという方、ぜひご相談くださいませ(汗)