
皆さんは、週末どんな休日をお過ごしでしょうか?
私の「OFF」は、ここ数年ずっとソフトテニスのコートにあります。
小・中・高とサッカー一筋だった私にとって、ソフトテニスは完全な“未知の領域”でした。
子どものテニスクラブの入団をきっかけに、自分のテニスシューズを買い、
息子のお下がりラケットを受け取ったあの日の「ワクワク」は、今でも鮮明に覚えています。
ルールもスコアの数え方もわからず、子どもたちに教えてもらいながら同じコートに立つ時間や
同じチームの保護者の仲間たちと熱い応援を楽しんだり
気づくと私は深いソフトテニスの世界に引き込まれていました。

大人になると、「ワクワクする」機会に出会うことや新しい挑戦をする機会が
どうしても少なくなってきているような気がします。
けれど、何も知らないところから一つずつ学んでいく過程には、
忘れていた「ときめき」が確かに宿っています。
ソフトテニスは知れば知るほど奥行きを見せ、まだ見ぬ発見が揺らめいている。
私はきっと、これからもこの沼にはまり続けるのでしょう。
デザインの仕事も、同じです。
業種を問わず素晴らしいデザインに触れると、胸が軽く跳ねるようなあの高揚感があります。
「人の感情を動かせるクリエイティブデザイン」は、パッケージデザインでも日々追い求めているテーマです。
週末のコートに立って気づくのは、スポーツにはデザインの創造や発想がたくさん詰まっているということです。
ラケットのフォルム、ユニフォームの色使い、シューズのデザイン。
すべてにデザイナーの意図が、その一つ一つがプレイヤーの感性に作用し、パフォーマンスの一部になっていく。
創造と発想は、思いがけない場所で私たちの心に影響を与えてくれます。
私は、「OFF」の時間も「観察」と「体験」を大切にしています。
週末に拾った小さな「ワクワク」が、次のデザインを豊かにしてくれるから。
これからも、クライアントに“心が動く瞬間”を届けられるディレクターであり続けるために、
毎日をアップデートしながら歩んでいきます!