香りから見えるもの
こんにちは。デザイナーの宮坂です。 みなさんは、生活の中で「香り」を楽しんでいますか? 柔軟剤、ディフューザー、香水、お香など生活に根ざす香りのプロダクトは多種多様です。 数年前、ふらっと立ち寄った雑貨屋で「お香」に出会ってから、 僕の生活の楽しみの一つになりました。 お香と言っても、いわゆるお線香のような香りをベースにした和テイストのものから、 海外で親しまれているエキゾチックなものまで様々。 さらにその中で気持ちをリラックスさせるような甘い香りもあれば、 気持ちをスッキリさせるスパイシーな香りもあります。 様々な香りを試してきましたが、 安心感を覚える和テイストの香りに落ち着きました。 仕事帰り、家のドアを開けて、お香の香りを感じるとすごくほっとします。 真っ暗で視覚的情報がなくても自分だけの空間であることを感じるのです。 その安心感に結びつく原体験とは、 学生時代の帰り道にあるお寺の境内の香りや、祖父母の家で仏壇に供えたお線香の香り。 離れた地元の空気感での体験や、居心地のいい場所での体験が その香りを通して安心感を形づくっているのだと思いました。 「過去の経験が嗅覚や香りを通して、自分だけの価値ある空間をカタチ作る。」 これは、私たちのクリエイティブに繋がっていると思いました。 「おいしい、安心する」といった商品体験を パッケージデザインやグラフィックデザインを通して視覚化し、 唯一無二の付加価値を与える。 消費者のする体験に価値を持ってもらえるか。 その体験の価値をどう伝えたら良いのか。 商品やブランドに寄り添いながら、 体験を価値に変えることができるよう デザイナーとして直向きに取り組んでいきます。...