島旅とデザイン
はじめまして、11年目のデザイナーの石田です。 いま、島旅にはまっています。 このコラムでは島旅の魅力と、おすすめランキング(とちょっとだけデザイン)についてお話ししたいと思います。 僕が島に魅力を感じはじめたのは、経済学部に通っていた大学生の頃。 いよいよ就活になり「グラフィックデザイナー」という仕事に魅力を感じ、デザインの専門学校へ行くことを決めました。 そのきっかけとなったデザインのひとつが、原研哉氏がデザインした「瀬戸内国際芸術祭2010」のビジュアルでした。 “ 瀬戸内国際芸術祭2010 https://setouchi-artfest.jp/archive/2010/ ” 静寂の中に感じる島の空気感に高揚感を覚え、卒業旅行と称し、一週間ひとりで瀬戸内海に浮かぶ島々を旅しました。 瀬戸内の島中でアートに触れた経験は、大学4年間の中で最も刺激的でした。 それから十数年、島旅から遠ざかっていましたが、2022年に行った「式根島」をきっかけに島好きが再加熱。 その後は国内外で、十数島をめぐりました。 今年スキューバダイビングのライセンス(OWD)をとり、いまは海の中の景色も楽しんでいます。 日本には14,120もの離島があるそうなので、まだまだ島好きを語るには早いかもしれませんが、 これまでに行った国内の島をおすすめ順にランキングにしてみました! 第5位 石垣島 おすすめ度★★★☆☆ 石垣島の海には多くのマンタが集まり、遭遇率の高さは世界有数。 “マンタスクランブル”という別名もあるほど。 夜は民謡酒場の島唄ライブと泡盛でテンションは最高潮。 海と酒が好きな人におすすめ。 第4位 豊島(てしま) おすすめ度★★★★☆ 現代アートの島として知られる瀬戸内海の小さな島。 自転車で1周1時間半くらい。 アーティスト・内藤礼氏と建築家・西沢立衛氏による「豊島美術館」は必見。 自分と景色が一体になるアートは島のゆったりした空気の中で時間を忘れてしまいます。 アートに包まれながらリラックスしたい人におすすめ。 “ 豊島美術館 https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html ” 第3位 直島 おすすめ度★★★★☆ やはりアートの島の代表といえばここ。 草間彌生氏のかぼちゃが有名。 大学生の頃に見たブルース・ナウマン氏の「100生きて死ね」(ベネッセハウスミュージアム所蔵)は 自分の人生とは?を考えさせられた忘れられないアート体験でした。 人生に迷っている人にも、そうでない人にも、おすすめ。 “ BRUTUS https://brutus.jp/setouchi_museum2/ ” 第2位 屋久島 おすすめ度★★★★★ 日本で初めて世界遺産に登録された場所。 有名な縄文杉や「もののけ姫」の世界を感じるトレッキングも良いですが、個人的には川や海の世界も魅力的。 ダイビングをせずともシュノーケリングでウミガメと一緒に泳ぐ貴重な体験ができる島。 山に海に川に、自然の偉大さを感じられる場所。 人間であることを忘れたい人におすすめ。 “ 屋久島観光協会 https://yakukan.jp ” 第1位 式根島 おすすめ度★★★★★★★★ 伊豆七島のひとつで、実は東京都の離島です。 島内には品川ナンバーの車ばかり走っており、風景と相まってちょっとした違和感を覚えます。 金曜日の仕事終わりに東京・竹芝から出る夜行船に飛び乗って寝酒を飲み、朝起きたら島! という異世界転生旅がおすすめ。 島のあちこちで温泉が沸いており、海に面した温泉は冷えた体を温めてくれます。 東京とは思えない星空と透明度の高い海は、最高の“大人の夏休み”が味わえます。 子ども心を取り戻したい人におすすめ。 “ 式根島観光協会 https://shikinejima.tokyo ” まだまだ語り足りないですが、すでにめちゃくちゃ長いのでこのあたりで...。 またおすすめの島があれば次回ご紹介します。 ではどこかの島でお会いしましょう。...